9/11

2014

食べ物への想い

子どもが熱を出しまして、吐いたりするわけです。
何も食べられず、2日間ほぼ水分のみで相当消耗した晩、しくしくと泣き出すのです。
なんだ、どうした? と聞いても何も言わない。あらぁ、具合悪くてしんどいのかなぁと思ってしばらく見守っておりました。

「だってさぁ、給食の表、見てみてよ」
え?は?え?あしたの?

kyusyoku

なんと、きなこ揚げパンが食べられないことを心から憂えていたらしいのです。吐く程しんどいその晩に。

いや、確かにあれは特別で、私も大好きで、じゃりじゃりと砂糖のまざったきな粉をざらっとすくって上に多めにかけてもらうよう給食当番に頼んだのか、おかわりでひとすくいしていたのか忘れましたが、あれが最高。

今の時代のきなこ揚げパンの方が更においしいに違いない。

そりゃぁ、悲しいよね、あれは最高なメニューだしね、と、大いに賛同したのですが、今のその消耗し切ったやせ細った身体と、本気できなこ揚げパンのために泣く心のギャップの大きさにびっくり。

また食べられるから大丈夫だよ、と言うと、「あれは1ヶ月に一度くらいのものなんだから」と、また悲しみが増幅。
あぁ、もう、きなこ揚げパンもそこまであなたに涙を流してもらって本望でしょう。

折しも、子どもが寝込む数日前、私は親知らずを大変な抜き方で抜きまして、顔は腫れるし口は開かないし、もう、まともな食事はできない状況が数日続いておりました。私は食事にあまりこだわりがない方なので軽く考えていたのですが、意外なことに、2日ほどで、野菜ジュースやらカップスープやらのドロドロ系統でやり過ごすのに限界がきてしまいました。買ったものより、おかゆでも作った方がおいしいし、なんか、普通の食べ物食べたいなぁ、と、腫れたほっぺたをかかえて思う訳です。

で、多少食べられるようになってきたところで、子どもが発熱してどたばた。その最中に夫に託して仕事の用で出かけた帰り、あぁリフレッシュには甘いものだ!と、大人用限定(具合の悪い子どもが寝たらこっそり食べる)で100円エクレアなんぞ買って帰りました。

で、すっかり忘れていたわけです。そうはいってもまだそれほど口が大きくあけられないことを……。エクレアっていうのは、実はかなり大きい口をあけないと食べられない。
あぁ、悲しい。悲しいなぁ。なぜ全く気付かずに買ったかが、どうしてもわからない。

自分の身体状況と食べ物への想いのギャップに情けなさを感じていたら、快復傾向でようやくおかゆレベルを食べられるようになった子どもがまた、夜、泣くのです。
「何?また具合悪くなっちゃった?吐く?」
とか聞いてみたものの、何も言わない。
かなり本気で泣いている、で、泣きじゃくる合間に唯一聞こえた言葉が、

「ぷりぷりのウィンナーが食べたい」

あぁ、そう。わかった。もう、明日の朝、吐いてもいいから食べなさい。


[話題:子ども雑談][食べ物への想い はコメントを受け付けていません。

8/1

2014

スパゲティハンブルグの幸せ

先日、外食にて、メニューを見ながら悩んでいたら「スパゲティハンブルグ」なる文字列が。

スパゲティがハンブルグとはなんぞや、何かひっかかる、むしろ強烈な引力を感じる、聞いてみたら、ナポリタンの上にハンバーグがのっているとの説明。

あぁ、もう、それを聞いた瞬間に大当たりの予感!

でてきて大当たり!!

食べて大当たり!!!

スパゲティハンブルグ

このナポリタンがもう、パスタって何?アルデンテって何?っていう強い意志を感じるほど、完璧なまでに正しいくたくた系のナポリタン。それが添え物でなくど真ん中にお腹いっぱい分どん。

いや、私はなんかあのゆで加減が……とかのびないうちに……とかソースはこうあるべきで……とか、そういう緊張感が大の苦手で、実はイタリアンなパスタを作るのがすごく気分的に負担。私自身は、あれは幼い頃から「スパゲッティ」として親しんで来た食べ物であり、のびていてもゆですぎでも小さい事は気にせず、そこにぼてっとミートソースがのっかっている、っていう感じがむしろ好きなのです。どさっとアメリカンな感じでいいというか、オールドジャパニーズな感じでいいというか。

あぁ、スパゲッティ。できればここは「ッ」ではねたい。

もちろんイタリアン的なおいしいパスタも好きだけれど、むしろこういうスパゲッティ然としたものがずっと食べたかったんだ!!!!!

こうしてナポリタンだけで十分感激したわけですが、この上にのったハンバーグがまた実直で。
のっけただけというこの大人っぽい乱暴な感じがまた、いい。
マリアージュというより、ミルフィーユ、いや、むしろ「丼もの」であり、イタリアのナポリにドイツのハンブルグをのっけたつもりの100%日本食。

全体として、お子様味覚の炭水化物党としては幸せこの上ないバランス。

ああよかった。出会えてよかった。


[話題:雑談][スパゲティハンブルグの幸せ はコメントを受け付けていません。

7/25

2014

お弁当のレベルアップ要請

夏休み中、学童に通う息子が言った。

「ぼくのお弁当もっとごうかにしてほしいなぁ」
「え?今日けっこういろいろ入ってなかったっけ?好きなものいろいろさ」
「……」
「え?足りない?お弁当箱もっと大きくする?」
「……」
「みんながぼくのお弁当はフツウだって」
「ん?」
「だって○○ちゃんのお弁当はキティーちゃんだったんだよ!」

あ、弁当箱がじゃなくてご飯がキティちゃんとかそういうことですね。
つまり自分の弁当も、そういう評価を受けたいということか。
そしてあなたの弁当は「地味だ」と言う判定を受けたわけね。

どうやら、幼稚園3年間、長い弁当生活を経ても一度もなかった(気付かなかった)「周囲からの評価」という基準を初めて意識した小2の夏……のようなのである。

幼稚園時代はたまたま周りのお母さんに「恵まれていた」だけかもしれないけれど、親としては、毎日弁当を作るのが普通になると、そこにたいしたエネルギーはかけないものなのである。少なくとも、私はそうして3年間乗り切った。だから学童の夏休みに、地味で定型的な弁当を持たせることに抵抗が全くない。

もしかすると、保育園→学童のお母さんの方が、お弁当が「特別な存在」のままだから、夏休みに毎日「ちゃんと素敵なお弁当」を作る傾向にあるのかもしれない。多分そうだ、見たことないけど、きっとすごくちゃんとつくっているんだ……。いや、どうなんだろう……。

息子の気持ちはわかったが、ここで負けては私が続かない。
改めて、私としては以前書いたこのコラムを読み直し、今のままでいい、と自分に言い聞かすのである。

▼MAMApicks掲載
「毎日のお弁当……それはもう“制服”のようなもの、と割り切るがよし!」

でも、そこまではっきり要請されたのは初めてなので、今朝はおにぎりにちょっと顔らしきものくらいはつけてみた。

しかし、これがかえって「何これー!」って評価を受けかねない微妙な出来なのである。雪だるまに顔と髪の毛がついたような怪しさ。そうか、今どきのお洒落な弁当はこういうのじゃなかったかもなぁ。もっとリアルにかわいいんだよなぁ多分。

でもまぁ私はこのくらいでいいことにしておこう。


[話題:子ども][お弁当のレベルアップ要請 はコメントを受け付けていません。

6/9

2014

砂糖のかかったようなパン

だいぶ年配の、かなりえらい立場の人に、パンを買って来てと頼まれました。

ひとつは、「砂糖のかかったようなの」、もうひとつはまかせる、と。

なぜか出かける前に書類を整理したりシャワーをあびたりやたらのんびりしている、うわ、もう30分以上経ってるじゃないか、慌ててでかけたら、目指すパン屋よりすぐ近くにひょっこりよさそうなパン屋があった。近い方がいいに決まっている、急ごう。

中に入ったらものすごい人気のデザートがあるらしく、大勢の人が不思議に美味しそうなそのデザートのために並んでいる。ホイップクリームを自分でかけて奥のテーブルで食べられるらしい。ホイップクリームかけ放題いいなぁ。

いやいや、パンだから。

どころがパンが置かれているはずの棚に、パンがない。普通のパンはないのですか? とパン屋の人に聞いたら、「少し在庫が奥にございます、どのようなパンでしょうか?」と聞かれる。「あの、砂糖のかかったような……揚げていないもので……」「それでしたらございます」。

「手を洗ってから奥へどうぞ」と言われ、そうだ食品だもんね、と丁寧に手を洗う。

倉庫みたいな棚に、他の物品とともにパンがところどころに置かれている。「砂糖のかかったようなパン」イメージ通りのひとつ見つかった。あぁそうそう、これです。ところがあともう一個が、今いちよさそうなのがない。フランスパンとかじゃ駄目だ。ここは組み合わせや好みを考えて、妥協しちゃいけないのだ、と悩む。でも、無い。

仕方ない、ここでは「砂糖のかかったようなパン」だけ買って他へまわるか。
なんだかスーパーのようなレジに並んでそのパンを買い、外に出る。昔の同僚が「やっぱり倉庫に何でも置いておいちゃ駄目、私は引越しする度に処分する事にしている」と語っている。

いや、そういう話を聞いている場合じゃなかった、パン屋だ、次、どのパン屋が近い?

あぁ、もう頼まれてから1時間半経過しているじゃないか!!! うわ、どうしよう、そもそももう一個、どういうパンがいいだろう。おいしくて、「砂糖のかかったようなパン」にも合って……。飲み物はコーヒーだから……。うわ、時間が。あぁ、パンが……。

と、このあたりで、目が覚めました。
あぁ、夢でよかった。すごくほっとした。


[話題:雑談][砂糖のかかったようなパン はコメントを受け付けていません。

6/7

2014

ミスドのライスバーガー

食べてみたのであります。モスのライスバーガーをミスドが作ったらどうなる、と宣伝していたものを。

スイーツ系甘い版食事系からい版がありまして。選んだのは、せっかくミスタードーナッツなので甘い方です。これ。

ミスドのライスバーガーあん&カスタード
焼き栗入りのさつま芋あんと北海道産の粒あんをトッピング。
http://www.misterdonut.jp/m_menu/donut/riceb14001.html

だそうです。

材料的には、おはぎを拡大解釈したらこういう感じになるんだろうなぁ、意外とこれはおいしいに違いないと期待100%でぱくり。

うーむ、微妙であります。
なんというか、若干、無理しているか……。

おはぎにしては、やさしさとか繊細さとか包容力が無い。
もっと大雑把で力強い。

背伸びしている方に無理しているんじゃなくて、相当無理してカジュアルな服装を今日はしてみました、という感じ。

あんこも、控えめな甘さとか豆っぽさとかがなく、潔いほどに甘い。たぶん、このライスのバンズ(?)の強さに対抗するためと思われます。
通常のライスバーガーは、お米っぽくておにぎりをイメージするかというとそんなことはなくて、意外とご飯っぽさが消えてライスバーガーという別の食べ物になるのですが、これの場合、むしろご飯っぽさが強調されて、正直に言えば、若干、「ご飯とあんこ」なムードがふわりと漂い、ご飯が甘いという印象。

なまじおはぎを想起して比較してしまうからいけないのかもしれない。

これは、冷めたらおいしさ半減、むしろ厳しい感じなので、お店で暖かいうちに食べるか、持ち帰るなら家であっためるとかした方がいいかもなぁ。チンして平気かなぁ。

1個でも、甘みとご飯の妙な相乗効果で、かなりお腹に満足感のある重みは与えられます。通常の食事系ライスバーガーを1個食べてもここまでのおなか満足感は生まれません。

私は試みとしては好きです。
しかし、総合的な感想としては、ミスタードーナッツで、300円以上の金額でこれを食べるなら、私は100円セールに合わせて3個ドーナッツを食べたいなぁ。


[話題:雑談][ミスドのライスバーガー はコメントを受け付けていません。

カテゴリー別に見る
月別に見る
日付けで見る
2017年8月
« 9月    
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  
このブログのRSS2, ATOM